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水無月のこと~ ハイドンとモダンな日本などなど [美術館めぐり & おいしいもの]

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                  そぼそぼと降る雨音のおだやかさ 愛した人の悪口を言う     東 直子


454.JPGカルフォルニア ゴールド

ブーゲンビリアにもいろいろな種類があるのですね。
とってもすてきなこの色にひとめぼれ♡                              

以降は、6月にでかけた記録、盛り沢山~♪

その1.  6/17   「雑司谷拝鈍亭」 へ。
ハイドンの弦楽四重奏「はいどん遊楽会」その三に足を運ぶ。 
017.JPG この印章は「ハイドン」♪

雑司ケ谷の本浄寺内にある「雑司谷拝鈍亭」(ゾウシガヤハイドンテイ)昨年12月に完成
住職が大のハイドン好きで名付けたその法話室にて 毎月コンサートや落語会などを開催しています。 なかでも 「はいどん楽遊会」と冠する演奏会はチェリストの鈴木秀美がハイドンの作品を紹介するという会です。

出演: ヴァイオリン: 若松夏美、竹嶋祐子   ヴィオラ:小峰航一   チェロ:鈴木秀美
曲目: ハイドン: 弦楽四重奏曲変ロ長調「狩り」Op.1-1         
          ヘ長調「セレナード」Op.3-5          
          ハ短調Op.17-4
    アンコール: Op.50-2 メヌエット 

定員83名の小さな小さなホールは木の香もまだするように新しい。
オーケストラ・リベラ・クラシカのメンバーの演奏が1000円で聴けるというのも感動なのに、贅沢にもアンコールまで…
今回はハイドンの初期・中期・後期と聴き比べという楽しい会。 
「はいどん
楽遊会」は毎回 秀美さんが趣向を凝らすコンサートのようです。 次回は9/30。

436.JPGサンデリアナ ホワイト


その2.  6/30 山種美術館 「福田平八郎と日本画モダン」へ。
fe4f10c1496924130309b7756f1b98df.jpg ~7/22まで
福田平八郎(1892~1974年)の生誕120年を記念した展覧会。 

大正時代 日本画も伝統的な手法を保ちながら、デザイン的なモダンで洗練された画風を生み
だした平八郎の作品を中心に前田青邨、山口蓬春、小野竹喬らの作品も楽しめる展覧会です。
http://www.yamatane-museum.jp/fukuda/interview/

 

img1205_01.gif「筍」1947年
平八郎のこの筍も洗練されてとっても好きなのだけど、前期展示最終日で作品が入れ替わる「漣」(さざなみ)目当てで足を運びました。 
1_ss.jpg 「漣」1932年 
きらめくさざなみがどこまで続く 水辺に立っているような気持ちにさせる
明るく清々しい作品でした。 後期、これと入れ替わるのはチラシにもある「雨」。 
屋根瓦に浮かぶ降り始めの雨粒の跡。これもいいよねぇ。

それにしても平八郎のデザイン性と色合い、好きだなぁ。

7_ss.jpg1943年「彩秋」


d0130332_23262820.jpgパパス・カフェ 広尾店
ランチタイムでゆっくり午前中の感動をおさらい♪
パパス・カフェはなかなかいいお店でした。 
中庭にあるテーブル席がこの時期、心地よさそうでしたよ。
次はハート型のシナモントースト食べようかな♡

その後は 松涛美術館へ移動。    
img11c2e1539_1.jpg
その3.  田渕俊夫展を楽しむ。 
img1246h0309_1.jpg~7/22まで

田渕俊夫の作品との出会いは3年前の智積院講堂襖絵 完成記念展覧会でした。
その時も水墨画の凛とした美しさに心を奪われたので、今回は最新作の横10mにもおよぶ大作を楽しみにしていきました。
その「 Ⅰ」は、風神雷神を田渕流に描いたもの。 稲妻、竜巻、風…と自然の脅威を静かに、奥深く感じさせていました。 それまでの筆致とは異なるあらたな作風。
また
惶Ⅱ」は製作途中で東北大震災を経験して、現代を生きる画家として何かを表現しなればという模索を繰り返し、鎮魂と再生をこめたいう大作です。 一作一作に作者の作品へのコメントがつけられていてそれを読むのも楽しかったです。

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その4. そごう美術館へ 若冲と琳派の世界へ浸りに行く。
20120527210752809s.jpg~7/16まで

京都細身美術館展 PartⅡと題するこの展覧会は、琳派と伊藤若冲の作品を中心に、細身美術館収蔵の根幹をなす仏教美術、平安王朝の物語絵、桃山~江戸時代の工芸品、能装束などが鑑賞できます。

05.jpg 江戸初期の源氏物語図色紙「初音」 

「華麗なる琳派」と題する章がいちばん展示数も多くて充実していました。
なかでも 超 贅沢コラボの俵屋宗達と本阿弥光悦の「忍草下絵和歌巻断簡」は必見ですね。

01.jpg宗達「双犬図」

酒井抱一の屏風絵は美しさと儚さがよかったなぁ。
d1001_5 (1).jpg 「槇に秋草図屏風」 


でも琳派で今回 ぐっと心を掴まれたのは、鈴木其一の「月に葛図」でした。
1.jpg「月に葛図」


そして まさに若冲ワールド全開の「若冲の魅惑」の章
header_img.jpg「雪中雄鶏図」
若冲の大胆で繊細な筆致は、いつみても圧倒されますね。

そして、地味な扱いだったけれど初めて見にするものが多くて
魅了されたのが「かざりの意匠」の章

06-0.jpg 「夕顔文釘隠」 桃山時代

桃山~江戸初期の釘隠や飾り引手の象嵌七宝の高度な技術とデザイン性にまさに釘づけ。 
ほんとにそんな昔に?って思うほど斬新ですてきだったなぁ~

以上 6月の記録 総集編でした。  

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コメント 12

shiho

ブーゲンビリアにも、いろんな種類が
あって、楽しいですね、キレイですね。
by shiho (2012-07-15 08:49) 

mayu

おはようございまーす、バニラさん(^^ゞ

またまた教養のある、お出かけだったのですね♪
私は広尾…という響きが好きなのでパパスカフェにドキッとしてしました^^
ステキなお店多いですもんね!
また行きたいお店もありますよ!

by mayu (2012-07-16 07:10) 

TaekoLovesParis

バニラさん、そごうの細見美術館展、今日5時までですものね。
今からなら、間に合うから、行ってきます。
by TaekoLovesParis (2012-07-16 13:54) 

yk2

そごうの細見美術館展、僕は其一の藤花図が良かったなぁ。山種は来週辺り出掛けないと、『福田平八郎と日本画モダン』、もう終わっちゃいますね・・・(汗)。

時に、冒頭の歌はinatimyさんトコでのアイリス、『Gentle Rain』を踏まえてのチョイスですか?(^^。穏やかな雨音くらいの優しい悪口だと、毒も弱くて、云われる方も助かりそうですね(笑)。
by yk2 (2012-07-16 23:41) 

バニラ

****
   みなさま niceとコメントありがとうございます
   このところ毎日強風が吹き荒れ、外を歩けば スーパーサイヤ人の
   ヘアースタイルになってしまうわたしです。
                                   ***** **

◇shipoさま
  ブーゲンビリアにつかまってしまった感があります。 また別の機会に
  紹介できればいいな。

◆mayuさま
  広尾は詳しくないのだけど、さすがにいい雰囲気の街ですね。

◇Taekoさま
  間に合いましたでしょうか。  
  もう少し早めにご紹介できればよかったですね。 

◆yk2さま
  山種で、わたしが見られなかった「雨」をぜひご覧になってきてください。
  
  「そぼそぼ降る雨」って「Gentle Rain」なんでしょうね♪ 
  でもyk2さん、読みが深すぎ~♪ 言われて初めて気が付いたのですから。

by バニラ (2012-07-17 05:17) 

アールグレイ

ブーゲンビリアは、鮮やかな紫色がよく見られますが
淡いベージュのような色もいいですね。
白にピンクの葉っぱも素敵です。
モダンな日本画も、洋間にも合いそうでいいですね。
月に蔦図、私も惹かれます。
繊細で優雅な絵、日本の美にもつながっていますね。
シナモントースト、私も大好きです^^
娘へのお祝いメッセージありがとうございました^^
by アールグレイ (2012-07-17 20:00) 

TaekoLovesParis

バニラさん、行ってきました。
前期も見たのですが、今回の方が、私には、充実していました。
バニラさんが、ここで取り上げていらっしゃるもの、全部私もいいなぁと思いました。(だから、行かなくちゃと思ったんですけど)
基一の「月に葛図」は、端正な美しさですね。yk2さんがいいとおっしゃってる「藤の花」の花弁一枚、一枚の丁寧な描き方、花の重さが伝わってくるかのようでした。これらより大胆な「朴に尾長」も好きです。
抱一の「槇に秋草図屏風」、こじんまり美しかったし、若冲ワールドには、はまりました。
ブーゲンビリアンの写真、色が赤くないと、こんなにもひっそりと、日本ふうで、水無月にぴったりです。
ハイドンてい、お寺と古典のハイドンは似合うような気がします。
by TaekoLovesParis (2012-07-18 00:58) 

バニラ

◆アールグレイさま
 ブーゲンビリアもこんなくすんだオレンジのような色合いだと枯れた味わいで、
 それがとってもすてきでした。 
 今年観る絵画が偶然日本画続きで、それはやはりしっくりと心に入ってくる
 ものが多くて楽しいですね。

◇Taekoさま
 そごうのこの展覧会のPratⅠを観そこなっていたのですが、こちらの方が
 よかったというTaekoさんの感想にちょっと安心♪
 「朴に尾長」の色合い、すてきでしたね。 
 基一あたりは山種の日本画モダンに入れてもいい感じだと思うのですが…。
 ハイドンの会は、個人のお宅の演奏会に招かれたような
 演奏家と膝がつきそうなほどの親密さがまた楽しいコンサートでした。

 
by バニラ (2012-07-19 05:39) 

あじゃ

こんばんは!
美術科卒業したのに ちっとも教養がない私!
まったくついていけず、、(すいません)
パパスカフェ なんか懐かしいです。
by あじゃ (2012-07-19 20:19) 

Inatimy

ブーゲンビリアって、初めてまじまじと見たかもしれません。
淡いピンクの、素敵だな~。
あ、ほんとだ、Gentle Rain みたい♪ 
さざなみが続くような作品は、こんな風呂敷があったら買ってしまいそうです。
by Inatimy (2012-07-20 21:19) 

バニラ

◇あじゃさま
 あ〜そんな、ご謙遜をあじゃさん〜
 わたしの方こそ いつもよかった、おもしろかった、しか言えずない
 自分の底の浅さを痛感してるのですから…

◆Inatimyさま
 わたしもブーゲンビリアの名前だけしか知らなかったなぁと
 植物園に行って思いました。 
 さざなみの絵は、発表当時 浴衣の柄と酷評されたそうです。
 時代で評価が変わっていくのですね…。
by バニラ (2012-07-21 14:53) 

moz

ハイドンから若冲まで・・・、幅広い水無月だったんですね ^^
ハイドンの弦楽四重奏、お寺で聴くのも趣があって良いのでしょうね。1,000円って言うのもいいなぁ ^^
筍、さざなみ、このデザイン感覚、正に日本ですよね。ちょっと違うかもしれないけれど、こんなデザインの手ぬぐいが欲しくなりました。
7月のご報告もたのしみ ^^v
by moz (2012-07-22 12:33) 

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